鋳鋼欠陥と溶接補修

中国の最新鋭鋳物工場は製造技術アップするとともに、生産管理も徹底しています。煙、粉塵の多い鋳造工場さえ、上記写真の通り、そのピカピカの清潔さはいつも来客を驚かせます。

が、しかし……

下記の写真を見ると、違う意味で驚きますね。その大きく、小さく掘った穴は鋳物欠陥でございます。

鋳鋼品は、鋳物の中で一番欠陥出やすい製品で、製品完成するまで欠陥との戦いと言っても過言ではありません。

内部欠陥は、製造方案、造型、熱処理の各工程に関係します。表面欠陥は砂の焼き付け、特にコーナーの焼き付けに細心の注意を払わないと不具合が発生してしまいます。

完璧な製造方案でしっかり製造工程を管理しても欠陥が出る場合があります。そのため、UT/MT/PT検査は大事です。発見した欠陥を製造要領書通り、掘り作業をして、溶接で補修します。補修した後、再度UT/MT/PT検査をし、問題がなければ、合格品になります。

溶接補修について、必ず客先の「製造要領書」に基づき、穴掘り→熱処理→温度管理→溶接方法等をチェックした上、溶接作業を行います。溶接記録に溶接箇所の明記を漏れなく、溶接前の欠陥写真を必ず添付します。

要するに鋳物の欠陥は怖くないですが、完璧に補修するには勝負するところです。