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継手の中国調達はヨシロ機工!

継手とは

継手とは、パイプの管と管をつなぐことが最大の役割で、管路を合流させたり、分かれさせたり、流れを止めたりといった効果があります。用途や仕様、材質によってさまざまな種類があり、パイプやチューブ、ホース同士をつなぎ合わせるものを総じて「継手(つぎて)」と呼びます。

弊社は、継手の生産から調達まで、担当して参りました。

ユニオンとは

継手の一種で、パイプとパイプをすぐに脱着できる部材のことを、ユニオンといいます。

ユニオン継手はは3つに分かれ、中にパッキンが入っています。

海外調達のメリット

コストダウン

  • ロストワックス製法等を採用しコストダウンを実現
  • 鋳鍛造など日本国内で価格競争が激しい製品の提供でコストダウン
  • 安価で良質な材料を採用しコストダウン

品質管理

  • 日本の技術と品質管理に基づいて鋳造
  • 材料の仕入れから鋳造・仕上げ・出荷・検査にいたるまで日本の品質管理体制を適用
  • ISO国際規格に準拠し、国内外の顧客への納入実績多数の優良工場を厳選
  • 品質改善に対する処置はテレビ電話、写真、メールにより中国側へ迅速に指示

納期管理

  • 製造工程、出荷前検査、梱包を現地スタッフが管理いたします。お客様とは国内取引となりますので、納期についてはヨシロ機工にお任せ下さい。
  • 輸入品につきものである政治経済の混乱や為替変動の諸問題に対応しております。

ヨシロ機工には中国支社があり、中国工場への指導、品質、納期を管理しております。ロストワックス品・機械加工部品、その他様々な品を、お客さまからの注文書一枚で、海外製造・調達しております。

日本と中国でのロストワックスの違い

日本国内での場合

  • 型費が高価
  • 試作品の製作に時間がかかる

中国での場合

  • 型費は日本の30~50%と低価格
  • 試作品の製作が短い

上記のように、コストを掛けずにロストワックスへ切替もしくは海外調達に興味がある方はお気軽に当社までお問合せ下さい。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。⬇️

製品種類

取扱材質:

ロストワックス SCS13(SUS30相当)、SCS16(SUS31L相当)、SUS304、SUS316L、SS400、CAC406、BSBM

サイズ: 8A~65A

取扱製品:

https://www.instagram.com/p/B3O-n7fhu-a/
ヨシロ機工の公式インスタグラムです。

最近の10年間、中国製ワンタッチ継手の品質は大幅にアップしています。特に青島、倉州、大連、寧波辺りの工場はお客様の様々なご要望に応じて、製品に特化した技術革新と効率アップを図り、低価格かつ高品質な製品を目指しており、製品のムラが少なく、お客様から信頼を得ております。

製品価格表

継手製造・調達をご検討のお客様へ。取引メーカー様の一部ステンレス製ねじ込み継手の製品参考価格表をご用意しております。ご興味のある方は資料請求もしくはお問い合わせからお気軽にお問い合わせください。また、弊社製品は全て受注生産品となっております。お客様から製品サンプル、図面等を頂戴し、ご要望の製品を受注生産するために、様々な形・サイズに対応しております。

資料請求はこちら
https://www.yoshirokiko.jp/blog/fittings-china2/
その他 − 継手製品一覧

製造方法

ロストワックス製法

ヨシロ機工では、「ロストワックス製法」と呼ばれる製法を採用しております。

① ロウで製品の型を作ります。

② 湯道型を複数つなぎ合わせ、ツリー状にします。

③ ツリーを鋳砂でコーティング、乾燥を繰り返し、鋳型を作ります。

④設備の中に鋳型を入れ、型の中のロウを溶かし出します。

⑤型を焼き、セラミック型にします。

⑥溶かした金属を鋳型に流し込みます。 

⑦ツリ-から製品部分を切断し、湯口痕を仕上げます。

⑦ ステンレス鋼が固化した後に、「鋳型」を壊してツリーから「製品」を切り出します。

ロストワックス製法は型さえあれば、製品を一貫管理することが可能です。コスト削減が見込め、品質の安定化にも繋がります。

現在は、ステンレス製品の生産がメインですが、銅合金、特殊鋼、炭素鋼、アルミ合金など、様々な材質にも対応することができます。

固溶化処理について

・固溶化処理とは、熱処理炉は800度に加熱後、金属を流し入れ、1100度に加熱します。温度が1時間維持された後、急冷処理をします。

(・簡易熱処理とは、鋳物を鋳造するとき、鋳物の温度が1100度から1200度の間であり、その後冷水されることです。効果は同様ですが、一定の保温時間が失われます。)

中国では、固溶化処理を行なっていると謳いながら、製造コスト削減のため簡易的な熱処理しか行なっていない工場が多いのが現状です。弊社は日本基準での固溶化処理のみを採用しております。

⬇︎製造現場は、こちらの動画を是非ご覧ください。

丸棒加工について

弊社は、ステンレス製継手は主にロストワックスでの製造を行なっていますが、鉄の継手の場合は、コストが安く大量生産できる丸棒加工を採用しています。

製品加工後、メッキ加工し、最後にサビ防止の為のコーティング処理も行なっております。

検品方法

使用ゲージについて

・検品時のゲージは日本製のゲージを使用しております。

・製造現場でのゲージは中国製を使用しいますが、外径は日本のJIS規格のサイズと一致しているか確認し、合格したものみ使用しております。検査なしで中国製のゲージを使った場合、日本のJIS規格のサイズから大幅に差があり使用できない為、弊社はそれらのゲージを不合格とし、合格済みのみ使用しております。

検査表

現地で全品検査実施いたします。検査合格後、検査表記録を保存、客先に提供可能いたします。

▲ヨシロ機工検査表記録

継手工場の検査室の様子